ピアノ入門
ピアノの種類
一口でピアノといっても、様々な種類があります。ここでは代表的なピアノをご紹介します。
グランドピアノ
歴史も古くピアノの代表格です。コンサートホール等で使われる全長の長いグランドピアノはコンサートグランドともいいます。電気的なものを一切使わないので、アコースティック(生)ピアノとも呼ばれます。アップライトピアノ
アコースティックピアノのひとつで、弦が水平に張られているグランドピアノに対し、弦を垂直に張り、奥行きを小さくして狭いスペースにも置ける仕様になっています。電子ピアノ
アコースティックピアノは鍵盤の機械的な打弦メカニズムで音を出すのに対し、電子ピアノは、録音等で電子的に合成された音色を鳴らします。ピアノ以外の楽器の音色を鳴らすことも出来ます。鍵盤はそのためのスイッチとしての役割を持っています。最近では、アコースティックピアノと同じような打鍵メカニズムの鍵盤を採用し、タッチ感をアコースティックピアノに近づけている機種も多くなっています。
ピアノの仕組み
アコースティックピアノも電子ピアノもたくさんの部品から成り立っていて、それぞれに仕組みが違いますが、使い方は同じです。鍵盤を押さえれば音が鳴ります。
譜面台
楽譜をおきます。角度が変えられますので、正しい姿勢が保てる様に、調整しましょう。
鍵盤
白い鍵盤(白鍵)が52鍵、黒い鍵盤(黒鍵が)36鍵、合計88の鍵盤があり、7オクターブ以上の音階をもっています。
ペダル
- ダンパーペダル
- 音を長く響かせたいときや、つなげたいときに使います。演奏を上手に聴かせるためのポイントのひとつになります。
- ミュートペダル(ソステヌートペダル)
- 演奏には直接 ピアノの音が全体に小さくなります。夜遅く練習するときは便利です。
- ソフトペダル(シフティングペダル)
- 演奏上弱い音を出したいときに使います。
弾くときの姿勢
きれいな音を奏でるには、よい姿勢や正しい手の形、ペダルの踏み方を身に付けることが大切です。
姿勢
椅子をピアノに近付けすぎないように注意しましょう。浅く腰掛け、背もたれには寄りかからず、状態を少し前に少し倒します。鍵盤に軽く手をのせてみましょう。肩や腰に余分な力をいれず、無理のない姿勢を保ちましょう。
鍵盤の押さえ方(手の形)
爪が伸びていると正しいフォームで演奏しにくく、カチカチと音がしてしまいます。爪はほどよく切って整えておきましょう。演奏の際は、手は卵を軽く持つようなイメージで丸く保ちます。指を寝かせて弾く癖がついてしまうと、手全体の動きが重くなり、速いフレーズを弾くことが困難になってしまいます。常に美しいフォームを意識し、いきいきと指を動かしましょう。
ペダルの踏み方(椅子とピアノの正しい距離)
右足で一番右のペダルを踏んでみましょう。座る位置とピアノの距離が近すぎると脛の筋肉に痛みを生じます。また、逆にピアノから離れすぎている状態でペダルを踏むと体のバランスが崩れ、スムーズな演奏が困難になります。ペダルを無理なく踏み、背筋がほどよく伸ばせる位置に座りましょう。椅子とピアノの距離のベストポジションを見つけてください。
楽譜の読み方
まずは音符の読み方と長さ、そして簡単な音楽記号からおぼえていきましょう。音名、速度記号、拍子記号、リピートマーク等の約束事を覚えてしまうと楽譜を読むことはそれほど難しいことではありません!
はじめての楽譜ガイドでも楽譜の読み方を解説しています。
指番号
ピアノのレッスンで使う楽譜には、音符の上に番号が書いてあります。これは「指番号」と言って、「その音をその番号の指で弾いてください」という意味です。
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