ピアノを中心としたアンサンブルが美しいポップ・ナンバーである。中でもイントロやサビでプレイされるメロディーはとても印象的なものなので、これはしっかりとマスターして忠実に再現していきたいところである。スコアはCDを再現出来るように若干のアレンジを加えてあります。ピアノ・パートは、[Intro]、[A]、[J]ではベース・パートの五線を拝借してメロディー以外の演奏を記譜した。これらの演奏(ベース・パートの五線に記譜したもの)は、メロディーを弾きながらの左手の演奏というよりも、全く別のピアノをダビングしたものと考えてコピーしていくと良いだろう。また、[H]でもベース・パートの五線を使った記譜があるが、こちらは左手の演奏として捉えて差し支えない。キーボード・パートはこの他に、シンセ・ストリングスやストリングス、オルガン等があるので、ライブなどではMIDIを活用した演奏がお勧めである。既にベースやドラムの演奏にMIDIが用いられている(ここでは“生演奏”ではないという意味)ことは周知の事実なので、サビのストリングスの演奏などもMIDIと考えるのが自然かもしれない。それにしても生の味わいが色濃く出た良い演奏なので、ここは特に良く聴き込んで、MIDIでこのニュアンスを再現できるように頑張ろう。