オリジナルと同じサイズ、同じKeyです。転調が多く、譜読みの正確さがポイントになります。特に、主要な部分を占める#５つのロ長調は、黒鍵が多くなりますので、まずはこの調に慣れるために、右手のメロディーを繰り返し練習しましょう。その分、左手の伴奏はなるべくシンプルにアレンジしてあります。【C】では、調性に伴う表記法により、数か所にダブルシャープ（x）が出てきますが、「ファ」のダブルシャープは、実質的に「ソ」（白鍵）になることを心に留めておいてください。また、【 I 】の部分は少し臨時記号が多くなっていますので、ここの部分の譜読みも慎重に。麦の穂が空に向かって伸びていくようなのびやかさと力強さをもって、曲全体を表現すると良いでしょう。なお、曲中に出てくる付点８分音符+１６分音符の組み合わせは、三連のノリになります。