だんだん陽が高くなってきて、小鳥たちがさえずり、人々の生活が動き出す…そんな小さな村の早朝の様子を描き出すところから始まります。[B]からのテンポへは、拍子が変わった瞬間から迷いなく入っていきましょう。四分音符=126と設定しましたが、描きたい雰囲気や力量に合わせて四分音符=112くらいまで下げてもかまいませんし、もう少し速く一瞬芸的な解釈も楽しいです。演奏会のオープニング曲に似合いそうですね。耳馴染みのあるメロディをくり返すシンプルなスタイルですが、スタッカート気味で弾いたり、伸びやかに歌ったり、低い音域でがっしり(男衆)、高いところでペチャクチャおしゃべり(女衆)など、いろいろな奏法でその情景を表現ができると思いますので、楽しい演出をしてみてください。