※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります。
歌曲集「白鳥の唄」に収められた作品で、月灯りのもと、窓の下で恋人に捧げる愛の歌。舞台設定の役目になっているイントロが流れ出した瞬間から、まったりと絡みつくような蜜月の空気感を作り出してほしいです。せつなく歌うメロディは、恋人同士の会話を表しているので、両手に分けた広い音域の中で応答したり、ぐっと寄り添ったりしながら、[E]、[F]で感情はピークを迎えます。たっぷりと語りつくした後、再び静けさに包まれて、夜は更けていきます…。という具合に物語を描きながら甘く歌い上げてください。