※この楽譜は、同じ種類の同じ調管(クラリネット)のためにアレンジされたトリオ(三重奏)用の楽譜です。(メンバーが三人ではなく二人の時にもアンサンブルができるよう工夫されています。)パート譜は付属しておらずスコアのみです。
演奏をする前に3人で一緒に楽譜を見てみましょう。冒頭から[A]までは8小節のフレーズが2つ、[A]～[B]は4小節+5小節の9小節フレーズ、[B]から1番カッコ、2番カッコまでは8小節のフレーズで最後に5小節の後奏があります。冒頭から[A]のダイナミクスはmpです。IIパート、IIIパートの方はメロディーをよく聴いて演奏しましょう。[A]からは音域が上がってダイナミクスはmfになり、[A]5～6小節はメロディーがIIIパートに移ります。その前4小節より低い音域でのメロディーですので、IIIパートの方は少ししっかりと主張してください。[B]からはfでの演奏になりますが、8小節後には再びmpになるのでフレーズの終わりは自然なデクレッシェンドでフレーズをおさめましょう。mp、mf、fの3種類のダイナミクスを意識して演奏してください。フレーズごとに区切って練習するのもよいと思います。