※この楽譜は、同じ種類の同じ調管(クラリネット)のためにアレンジされたトリオ(三重奏)用の楽譜です。(メンバーが三人ではなく二人の時にもアンサンブルができるよう工夫されています。)パート譜は付属しておらずスコアのみです。
物悲しさの中に優しさを感じるとても魅力的なワルツです。映画でメリーが子供たちに歌っているように、誰かに語りかけるようなイメージで演奏してみましょう。メロディーを受け持っている方は少しはっきり目に主張をしつつ、2分音符や付点4分音符の後にある8分音符を丁寧に歌うことを心がけましょう。また、伴奏パートの方はメロディーをカバーしないように気をつけ、よく聴きながら演奏しましょう。[B]からの8小節間はIIIパートの動きに乗って少しだけ軽やかに演奏してみると表情に変化が出るでしょう。[E]の8小節間はそれまでのG-durからE-mollになり、ダイナミクスもfになります。雰囲気の変化を表現してみてください。