シンプルなバンド・アレンジによる疾走感溢れるナンバーだ。ギターは2本のみで通して弾ける。上段(Guitar I)が単音のメロディーを中心としたリード・ギター、下段(Guitar II)がパワー・コードによるバッキングを中心としたサイド・ギターで、イントロの4度ハーモニーによるメイン・リフはユニゾンで弾くという構成だ。イントロのメイン・リフはドラムのビートが無い状態で4拍目からスタートするため、小節感がつかみづらい。ドラムのリズム・イン後のフレーズを予め把握した上でコピーしていこう。[E]9小節目以降のソロは後半で徐々にポジション上昇していくフィンガリングを事前にチェックしておきたい。サウンドは両パート共に歪んだサウンドで通して弾けるが、[E][F]のソロ・パートのみは中音域を抑えた、いわゆる”ドンシャリ”の音色で変化を演出している。出来ればイコライザーなどで似た雰囲気をシミュレートしてみよう。ベースはシンプルなプレイが多いが、テンポが速いのでノリが遅れないように十分注意しておきたい。また、[C]のスタッカートではピッキング後に素速く音を切ってメリハリを付ける点にも気を付けよう。ドラムはイントロのハイハット・オープン、D.S後の[C]のクローズ・ハイハットでリム・ショットを加えるリズム・パターンをそれぞれしっかりマスターしておこう。また、当ナンバーは[E][G]で4/4拍子＆3/4拍子を組み合わせたリズムを用いているので、各パートとも原曲を良く聴いて、リズム・ニュアンスを体得しておくことが重要だ。