時代を超えて愛される、スタンダード・ナンバーと呼ぶにふさわしい名曲。語りたい事柄がたくさんあるので、その部分部分に合った音色の作り方や弾き方を工夫してみてくださいね。まず［A］は天から降り下りてくる讃美歌の響きのように、柔らかく優しく包み込まれるイメージで。［B］直前の小節のところで一気に雰囲気を変えて、前向きなビート感溢れる弾き方に切り替えて、最後まで緊張を解かずに弾ききる感じです。［E］6、7小節目に登場する左手、休符を挟む16分音符のリズムが難しい時は、［E］2、3小節目の弾き方で楽しんでくださいね。左手伴奏は、全体的に16分音符の刻みや動き回るフレーズを含めないアレンジに抑えましたが、曲想はあくまで16ビートなので、身体の中では1拍を“ツクツク”と感じながら弾いてみましょう。気持ちが弛んでこないのでお薦めです。