1988年カルガリー冬季オリンピックのオフィシャル・テーマ曲としてカナダ出身のデヴィッド・フォスターが作曲しました。荘厳で清々しいメロディが凛とした気高さを醸し出しています。とにかくキメの嵐のような曲です。互いに呼吸を合わせて、縦の音にバラつきが無いように、きっちりと“決めて”くださいね。今回はピアノスタイルならでは！の新しい切り口で、なんと伴奏 (II＝セコンド) が初級レベル。久々にピアノを弾きたくなったお母さん、大人になってから練習を始めたお父さんと、サラリっと弾けちゃう子供達とのほのぼのとした連弾の姿ををイメージしました。［D］［E］は、クラシカルな響きと、華麗なピアニスティックなフレーズが印象的。原曲では、幼い頃からクラシックで鍛え上げられたピアノ演奏を作者自ら披露していますが、やはり魅せ場となる部分なので、輝くようなサウンドを目指して欲しいです。2パート(II＝セコンド)のF音の連打は、タイムを競い合うスポーツのシーンをイメージしながら、確実に時を刻むような感じで弾いてみましょう。短かめのサイズですが、緊張感を保ったまま、カッコ良く弾ききってくださいね。