増崎→LAフュージョン的なきれいなコーラスでバッキングを弾いています。テクニック的な部分ではあまり前に出ないようにと意識しながら、ギターらしさを表現しました。トーンやフィンガリング、ポジション、コードでのアルペジオの仕方など、いろいろな楽曲に応用できるアイディアやリックが詰まっています。普通のポップスにも当てはめられると思うので、ぜひコピーして参考にしてもらいたいです。

勝田→DIMENSIONのバラードの中でも、リズム隊が力強く演奏していて、サビはちょっとロックっぽい感じの曲なので、サックスはそれに負けないように力強く吹くことが大前提です。アルト・サックスでは♯が多めのキーですが、ギターとベースの響きがとても豊かになるので、あえてそういうキーを選んでいます。あらかじめそのキーでスケール練習をした後にこの曲に取り組むと、キャッチしやすくなると思います。

小野塚→リズムに腰が入っていないと全く雰囲気が出ないので、浮わついた感じにならないように注意してください。ソロに関しても、ライブで何か変わったことを弾いてやろうとは全然思っていないので、ソロも含めて曲の一部みたいな気分で演奏できるといいですね。あとは70年代後半あたりのAORをよく聴いておいていただくと、あの時代の気分を共有できて、いい感じでプレイできると思います。