いつ聴いても心に染み渡るショパンの名曲を、クリーンギターをフィーチャーしたバラード風にしてみました。呟くようなフレージングでクールに弾いてください。お好みで、ナイロンギターで弾いてもよいですね。メロディーのくずしは、フィーリングで自由にアレンジしてよいでしょう。全体にポップスらしいリハーモナイズをしています。コード進行も味わいながら表現してください。[C]の前半や[D]では、ストリングスを前面に出して伸びやかに歌いましょう。[Intro.] と[E]は、メロディーの中にある音型でゼクエンツ（反復進行）を作ってみました。即興演奏にも使える手です。ちなみに、全編を通じてメロディーをあまりくずさず、ベースの8ビートを刻まないで、リズムを入れずにゆったり弾くと、ストリングバラードに変身します。そちらもぜひお試しを。 （渡辺 睦樹）