今回、弦楽器群を取り入れた''オーケストラサウンド”アレンジとなっています。[B]から[F]終わり、[I]からラストまではテンポがかなり速いので、まずはIパート、IIパートそれぞれで細かい動きをしっかりと練習し、相手パートの音が聴ける余裕を持つようにするとアンサンブル感がより一層出るでしょう。アーティキュレーションがとても細かくついていますが、アーティキュレーションというのは「それぞれの場面場面に合った表現」の印でもありますので、読み落とさないようにしっかりと読譜しましょう。[G]から[H]終わりまでは穏やかなテンポでの演奏となります。参考までに「4分音符ニアリーイコール40」の指示は書いていますが、ここではリズムを使用しませんので、演奏するテンポをお互い決めておくとよいでしょう。一曲通して「テンポが速い場面では前向きな演奏」で「テンポが穏やかな場面では、どっしりと構えた演奏」を心がけてください。 （坂井 知寿）