この曲は重要です。ポイントはコードなんですよ。この曲に出てくるコードを難なく弾けるようにならなければ、もっと難しい曲に進めないと思います。だから、この「白い恋人たち」に出てくるコードをスムーズに押さえられるようになれば、ソロ・ベースがもっとおもしろくなるはずですよ。つまりコードが把握できれば、この譜面のプレイもうまくできるようになるってことです。とにかくコードを意識しながら弾いてみてください。まずコードを押さえ、それから譜面に指定されたフレーズを弾く。そういうふうにプレイしてみましょう。(1)：各拍のアタマに出てくるルート音は、しっかり３拍ぶん伸ばしましょう。フィンガリングの都合で、１、３小節目は途中で途切れますが、ルート音は押さえたままにしておきます。(2)：次に展開しやすいように区切りをつけます。テクニック的に難しい部分はありませんので、一発で弾きましょう。……２小節目Amの部分の２弦14フレットのE音は、別になくてもいいと思うんですよ。でも、その前の小節のD音をミュートするために加えてみたんです。(3)：ここはフィンガリングが難しいと思います。３弦14フレットのB音を３拍ぶん伸ばすためのフィンガリングを各自考えてみてください。