※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります。
曲頭の半音で少しずつ変化する和音の進行を味わってください。3小節間でピアニッシモからフォルテッシモまでクレッシェンドにし、またピアノにすぐ戻ります。エモーショナルにダイナミックの変化をつけるようにします。5小節目からのIIパートの音型はとても印象的なものです。主旋律は[A]からIパートが演奏しますが、この音型も旋律に劣らない魅力的な線を作っています。大切に演奏したいですね。[F]は[G]のカデンツに向かって盛り上がっていきます。そのカデンツは同時のアンサンブルではなく流れの受け渡しのみですが、勢いが失われないように可能な限り一気につなげられるとよいですね。[L]のIIパートは灼熱感を出すための和音の分散化と刻みです。83小節の8分音符の流れに溶け込むように徐々に緊張が緩んでいく流れを感じてください。最後のアルペジオはＩＩパートの左手からIパートの右手へゆっくり受け渡す感じで演奏してください。