※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります。
テンポは大幅にルバートします。冒頭もモデラートで始まりますが、旋律の呼吸に合わせて自在に揺れてください。旋律が2人の間を行き来しますので、お互いに伴奏にまわったときには、相手の旋律の歌いまわし、呼吸感をよく聴き感じ取ることがとても大切です。それとともに受け渡した流れが不自然にならないように自分だけの流れで変えない、ということも重要なポイントとなるでしょう。和音、ことにベース音のテヌートは粘る感じ、重い足を引きずるような印象の粘着性がほしいところです。[H]から少し軽やかさが出てきますが、ここはまだ踊りだすような感覚ではありません。ルバートもまだまだ幅を持たせて、感情の振幅を表してみましょう。[K]からはスピード感を持った踊りのリズムです。