販売商品で探す
STAGEA ELSシリーズ
ELシリーズ(MDR-5)
楽器・演奏スタイルで探す
音楽ジャンルから探す
テーマ別で探す
エレクトーン雑誌・曲集・特集
インフォメーション
これもまた最近のシティ・ポップ・ブームのなかで人気が出てきた大貫妙子さんの曲ですね。そういえば昔、ドラマーのミッチ(林立夫)と飲んでいるときに、大貫さんもその場にいてご一緒したことがあります。大貫さんはミッチとリズムに関する深い話をずっとしていて、音楽への深い造詣があるミュージシャンなんだなと思ったことが印象に残っています。そのあとに、彼女が山下達郎さんらと一緒にシュガー・ベイブをやっていたということを知って。 それで、この曲は、当時は知らなかったんですが、今回、改めて曲を聴いたところ、“音楽的にすごく難しい曲だな”と思いました。メロディに対する主旋律の動きが、「ああ、そこにいくんだ」っていう感じなんです。普通のポップ・ソングとは違う運びで、音楽のプロとしてはそのあたりにすぐ反応してしまいます。聴いたらすぐにわかると思いますよ。 今回のアレンジでは、そのメロディの異質さを表現するのがチャレンジングでしたし、シティ・ポップということでグルーヴィなリズムと共存しないといけないのも難しかったです。まずは伴奏と主旋律をアルペジオ的に演奏する、従来の「ソロ・ベース」に近いアレンジから始めたんですが、あとから親指をピックのように使ったコード・バッキングのパターンでやってみたんです。そうすることでグルーヴを出しながら、このメロディの際立った個性を表現することができました。今回の譜面は、音符のとおりに弾けば従来の「ソロ・ベース」らしいメロウなプレイになりますが、五線譜の上にあるリズム譜を参考にコード・バッキングっぽく弾くと参考音源に近い演奏になると思います。
PAGE TOP