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僕は杉山清貴さんのソロ・アルバムのベースを弾いたこともありますし、コーラスを歌ったりもしました。彼は昔から知っている人です。 この曲は1985年に発表されたということで、今回取り上げている曲のなかでは比較的新しいほうなんですが、1970年代の歌謡曲は作曲家や作詞家が別にいて、そしてアレンジャーもいてというプロダクションライクな形がメインでした。で、1980年代は山下達郎さんや竹内まりやさんなど、自分で作って歌うというアーティストがもうメインストリームにいましたよね。彼らが当時の海外のAORやファンクなどから影響を受けて作ったスタイルがシティ・ポップなわけです。この曲は林哲司さんが作曲・アレンジをしていて、作詞家も別にいたりしてプロダクションライクな形ではあるんですが、シティ・ポップらしいテイストをうまく落とし込んでいると思います。音楽ビジネスとしてシティ・ポップをうまく取り入れた好例ですね。 この曲には林哲司さんの特徴が見事に表われているので、それを生かすようなソロ・ベース曲にアレンジにしました。林さんはいわゆる“ドミソ”だけのシンプルなコードはあまり使わず、セブンスやナインスを多用すると思うんですが、この曲でもイントロからセブンス・コードを印象的に使っていて。歌に関しても、コードに対して歌メロがトニックではなくナインスなどの音から入ることが多いので、そういった独特の耳触りを再現しながらソロ・ベースに落とし込んでいます。加えて印象的なシンセなどのフレーズもハズせないのでなるべく再現して、曲が持っている夏らしい世界観を表現しています。
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