[B]の初め、低音の3フレットとメロディー1弦の7フレットを同時に押さえるところがポイントです。左手の人差し指と小指を充分に拡げて、しっかりと押弦してください。ただし、あまり力が入りすぎると、次の2拍、3拍と変わっていくポジション移動に対応できなくなるので、2拍目のアタマでスッと力を抜いて離す練習も大事です。[B]から14小節目、1拍目の2重音は、「ソ」が2弦8フレット、「ミ」が1弦の開放です。このように、高音弦と低音弦の音の高さが逆転することや、[C]から9小節目のアタマのように、同じ「ソ」の音を3弦と5弦で重ねて、2重に出したりというギター特有の技術は、さほど珍しくありません。デリケートな表情の変化を味わってください。