夢と希望に満ちあふれたディズニー映画の世界を、華やかなパレードのように音楽で紡いでいくイメージでアレンジしました。メドレー曲には原曲のサウンドに比較的近いアレンジ要素の楽曲もありますので、原曲の曲調やそれぞれのクライマックスを捉えた上で、メドレー・アレンジならではの変化やストーリー性を汲み取りながら演奏表現を深めてください。「蒸気船ウィリー」のメロディーはマルカート奏法を基本に、スラーやスタッカートも取り入れ、軽快な表現を目指しましょう。また、楽曲の切り替わりがスムーズに繋がるよう、調性の切り替わりやテンポ・チェンジのタイミングを把握してから演奏に臨んでください。ところどころACC.やLower Memory、M.O.C.を設定しています。それぞれの機能の効果が自然に発音されるよう、左手奏の音価やハーモニーの響きに留意し、全体の音のバランスをよく聴きながら演奏してください。 （古賀 かおり）