６月４日から「歯の衛生週間」です。学校生活の中には，子どもたちの健康の面から指導される保健指導がたくさんあります。「歯を磨きなさい－」「虫歯を治療しなさい－」「甘いものばかり食べると虫歯になりますよ－」「手を洗いましょう－」「ツメを切りましょう－」「身体を清潔にしましょう－」と，保健担当の先生は一生懸命です。この歌は，こんな指導とはまた一味違った「－しましょう」「－しなさい」というようなことに一言もふれていないのに，思わず「虫歯になるのはゴメンだよ」「虫歯を治療しに行こう」と，頬を押さえてしまうのです。また，「おふろのうた」（秋山康作詞・市川都作曲）も，「ＮＨＫみんなのうた」で紹介されたのですが，この曲もお風呂ぎらいの子どもにはぴったりの詞で書かれています。２曲とも大変ユーモアにあふれ，いつの間にか口ずさんでしまう楽しさがあります。”ボクは－，　もうダメだ－”がお気に入りのセリフになって，山登りをしながら”もうダメだ－”とか，テストの点数をのぞいて”もうダメだ－”とか，こんなふうに嬉しそうにいう”もうダメだー”は，きく人の笑いをさそい，明るいこっけいさがあります。歌い出し「明日の朝は　ぼくの誕生日」。同声2部とピアノ伴奏の楽譜です。楽譜のあとに歌詞のページが付いています。

出典：音楽之友社 編者・発行，たのしい全校音楽３季節・行事，東京書籍 発売，1994