鐘の音を連想させるハーモニックスに始まり、テクニカルなカデンツァ風のイントロがあります。この曲の特徴でもあるゆったりとしたリズムパターンの提示があり、ニ短調のテーマが始まります。テーマはさらにヘ長調からニ長調へとドラマチックに転調して行き、最後にはニ短調に戻って静かに終わります。6弦をDに下げる変則チューニングが使われます。左手のコードは指を大きく拡げなければならない箇所が何ヵ所かあります。[A]の１小節目の2拍目、ベース音のFはしっかりと確実に押さえましょう。[B]の2小節目、1－2拍目も思い切り小指を伸ばしてください。[A]の7－8小節目のパッセージはだんだん速くします。ポジション移動を伴うので1弦から指を離さないように移動しましょう。たくさん出てくる装飾音は素早く弾いて下さい。