ペダルを適宜用いて演奏しましょう。[A]はメロディがPiano II で奏されますが、低音部の音の濁りに注意してください。[C]は音楽のアグレッシブさが増す部分。喜び、憂鬱、情熱・・・、交錯するさまざまな表情が表現されるとよいですね。[D]は突如3拍子に変化して、Piano II にマズルカ風リズムが登場します。テンポ指示はありませんが、ほどよくテンポアップしてリズムカルに演奏しましょう。続くAdagioの部分は両奏者の分散和音の受け渡しが1人で奏しているかのように行われるとすばらしいです。[F]の5、6小節目の10連符や15連符（Piano I ）は、あわてないで、テンポを少しためるような感じで演奏しましょう。