ppp→mf→ff→fff→mp→pppの展開です。[A]はpppでも強い意志のある音で。指板寄りで弓をねかせて弾きましょう。1～4小節目の音形は3拍目を弾く前に弓を弓元方向に少し戻してください。9、12、13小節目のHisはCに置き換えると音がとり易いです。[B][C]はAgitato(興奮した。心が動揺した)です。dim.とcresc.を重視して切迫した音の流れを創り上げましょう。35小節目からのトレモロは、アクセントを付いている音は弓に圧力をかけ、すばやく発音してください。[D]はpesante(重い。重厚な)です。fff部分は弓もじゅうぶんに使いましょう。45～48小節目は2拍目の裏の音をしっかり弾いてから、弓を弓元方向に戻してください。曲の最後の音は静寂の中に消え入るように心を込めて。