「荒城の月」「故郷」「夏の思い出」「この道」のメドレーです。えっ、ショパンかと思った、という方も多いかと思いますが、ショパンはそれを支える器です。でも随分豪華な器。ともすると器が勝ってしまいます。ショパンはあくまで裏、ということで、少し音量を押さえて演奏してみてください。速度もゆっくりでお願いします。最初はPiano Iが上声部で旋律を演奏します。ここはショパンよりはトップの日本のメロディがよく通ります。ショパンの「ワルツ」も[G]までは控えめな動きです。さて、[G]から「小犬のワルツ」が重なってくると、俄然動き回る小犬が目に、いや、耳につきます。じゃれて走り回る小犬をあしらいながら、「夏の思い出」「この道」を、しっかり演奏してください。「小犬」の方の旋律を受け持つパートはどうしても動きがあるため目立ちやすい、ということを心して、バランスを考えて演奏してください。テイストの異なる東西名曲のミックスをお楽しみください。