作曲者本人も拍子を時々かえ、揺れ動く時間、歌、として表しています。大幅に揺れる自由なテンポで演奏してみましょう。32分音符の中でもすべて均質でなく、や～ぱぱぱ、のように引きずったり、もたったり、ためたり、大いに行ってください。5、6小節目のようにアルペジオのアンサンブルは特に8分音符のタイミングを合わせるつもりで、その8分のタイミングそのものも大きく揺れるものとして2人のルバート感を練習してみてください。実際に声をだして歌っている自由な無拍な旋律をピアノが支えている、そんな感覚です。書いていないフェルマータやちょっとしたブレスのような休符もあって良いかよ思います。