※この楽譜は、ピアノ伴奏譜付きのコントラバス譜です。
定かではありませんが、原曲はヴァイオリン用だそうです。コントラバスで弾く曲としては珍しく、とてもチャーミングでかわいらしい曲で、そういう意味で貴重なレパートリーです。軽さを出すために、全体的に8分音符は短めに弾きましょう。軽く弓を飛ばすようなつもりで…。指番号で2段に書いてあるところ、1とか2の下に0が記されているところは、フラジオレット(ハーモニクス)を意味しています。フラジオレットとは、左手の指を押さえないで、触れるだけで出る音のことです。チューニングのとき出す音のことです。ちなみに、指番号の+は親指を意味しています。フラジオレットは、高いポジションで弾くのが一見難しそうですが、大体そのあたりに指があたっていればその音が出ますので、ある意味簡単です。音程がずれることもありません。ただ、右手のボーイングはフラジオレットのとき、普通と変えた方が美しい音が出しやすいです。普段よりも駒よりで、弓の重さを軽くして弓のスピードを速めにすると良いです。試してみてください。きれいにフラジオレットが出ない原因は、左指が正しいポジションにいっていない、ということもありますが、意外と右手に起因していることが多いものです。