メドレーでは、それぞれの曲の性格を表現することが大切です。冒頭の「くまのプーさん」はおだやかな曲調のワルツですね。メロディや伴奏のなめらかな流れを意識して演奏しましょう。最後のrit.ですが、ややゆっくりになる程度で。「おなかグーグー」[A]はハバネラ風なリズム(タンッタタンタン…)がプーさんのコミカルな様子を想像させます。リズムをはっきりとしたタッチで歯切れよく表現したいですね。[B]の「くまのプーさん」は、リズムが弾むことにより元気でお気楽な雰囲気を感じさせます。各音は(スタッカートは付いていませんが)軽く切るように演奏しましょう。「ズオウとヒイタチ」[C]は、力強く切迫したリズムが特徴的ですね。この盛り上がりでメドレー全体のクライマックスを築きたいところ。Piano Iの冒頭の伴奏ですが、テンポが急ぎやすいですから注意しましょう。