ギターはアコースティックを含め3本以上ダビングしているが、アレンジ的にはリード1本、コード・バッキング2本という図式で、バッキングは基本的に同様の和音でプレイしているため2段(上段がエレクトリック、下段がアコースティック)にまとめてアレンジした。イントロのテーマやソロの部分で若干音の厚みに欠ける場合は、シンセの和音で補っても良いだろう。アルペジオの部分は各弦の音がキレイに重なるように注意しよう。[F]6小節目のチョーキングは2弦13fは固定、2弦12fのみを1音分チョーキングして3度ハーモニーを得る。キーボードはいくつかのシンセ音源とオルガン等を用いている。音色のチョイスもそうだが、各セクション毎の音量(他パートとのバランス)に注意しておこう。[A]、[B]等の16分のシンセはディレイ・タイムを1拍半分の長さに設定したディレイも併用している。ベースは各グリスによるポジション移動を自然に入れつつノリを作っていこう。ドラムはハイハット・オープン&クローズ、ライド・シンバルによるビートの雰囲気の違いをしっかり出せるように気を付けよう。[B]のフィンガー・スナップはスネアのクローズド・リム・ショットで代用すると良い。また、シェイカー等のパーカッションは省略したアレンジにしているのでご了承願いたい。